脳神経内科
脳神経内科は、脳、脊髄、末梢神経、筋肉などの病気を対象とし、原因や病気の広がりを調べ、治療を行う診療科です。
外来診療を水・木・金曜日の午前に行っています。
訪問診療を木曜日に担当しています。また、臨時往診は随時行っています。
当院の脳神経内科の特色
1.パーキンソン病のデバイス治療(神経難病外来:木・金曜日)
パーキンソン病にはドパミン補充療法が有効ですが、進行とともに薬の効果が短くなることがあります。近年、レボドパ経腸療法(デュオドーパⓇ)や持続皮下注療法(ヴィアレブⓇ)などのデバイス治療を使用できるようになり、従来の治療薬ではコントロール困難な方でも薬の効果を維持しやすくなりました。
当院では、パーキンソン病の診断、従来の薬物療法だけでなく、デバイス治療も行っています。お困りの方はご相談してください。
デバイス治療の詳細はこちら。(外部サイトが開きます)
2.片頭痛の予防療法(頭痛外来:水曜日)
頭痛の回数が多く、程度が強くなると、日常生活に支障をきたしたり、鎮痛薬を飲み過ぎることによってかえって頭痛が悪化したりします。近年、片頭痛の原因物質のCGRPに対する薬を使用できるようになりました。
当院では、従来の予防療法で治療困難な方に、これらの薬を使用しています。お困りの方はご相談してください。
3.認知症外来(水曜日)
認知症は、他の疾患と同様に早期発見、早期治療が重要です。アルツハイマー病の認知症早期や、認知症前段階に使用できる進行抑制薬レカネマブ(レケンビⓇ)が発売され、その重要性はさらに高まりました。
当院はレカネマブ治療の連携施設として、診断、治療をしています。レカネマブの治療開始を検討する場合には、初回投与施設へご紹介します。
4.LSVTⓇなどのリハビリテーション(外来リハビリ:水・木・土曜日)
LSVTⓇはパーキンソン病など神経難病の訓練法として開発された、1ヶ月間のリハビリプログラムです。神経難病を発症してなるべく早い時期からリハビリを行うことで、身体機能を維持しやすくなることが期待されています。
当院では、より良い状態でより長く家庭生活や社会生活を送れることを目標にして、入院、外来、訪問と切れ目のないリハビリを行っています。
5.その他
- ボツリヌス療法を行い、目の周りのピクつき(眼瞼けいれん)や顔のピクつき(片側顔面けいれん)、手足のつっぱり(痙縮)のある方の診断、治療をしています。当院では、ボトックスⓇとゼオマインⓇを使用しています。
ボツリヌス療法の詳細はこちら。(外部サイトが開きます) - 嚥下造影検査を行っています。嚥下障害と診断され、食事の飲み込みが難しい方や心配のある方に適した食べ方や形状を評価しています。
- 睡眠時無呼吸症候群の診断、治療を行っています。当院では、鼻用カニューレがなく身体の負担が少ない検査機器を使用して、自宅で簡易検査をしています。
*入院して行う精密検査は、鼻用カニューレなどを付ける必要があります。
診療実績
2023年2月〜2024年1月 | |
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入院のべ患者数 | 120名 |
平均在院日数 | 248.0日 |
外来のべ患者数 | 2,013名 |
1日平均外来患者数 | 13.7名/日 |
訪問診療件数 | 406件 |
臨時往診件数 | 13件 |
訪問診療患者数 | 36名 |
うち、新規患者数 | 20名 |