腰椎すべり症の治療・手術|京都・長岡京の脊椎センター

「腰が痛くて、少し歩くと足がしびれる」「他院で背骨がずれていると言われた」

それは腰椎すべり症かもしれません。

当院の脊椎センターでは、脊椎を専門とする医師が、手術が必要かどうかの診断から手術(除圧術・固定術)、術後のリハビリテーションまで一貫して担当します。

痛み・しびれが強いとき、神経症状が進んでいるとき、薬・リハビリ・コルセットで改善が乏しいときは、症状や生活の状況にあわせて手術で改善を目指します。手術後は、リハビリテーション科(運動器リハビリテーション料Ⅰの施設基準)の理学療法士・作業療法士が回復をサポートします。

  • 他院で「すべり症がある」「手術が必要」と言われ、治療方針に悩まれている方
  • 腰痛と足のしびれで歩ける距離が短くなってきたと感じる方
  • 過去にスポーツなどで腰を痛めたことがあり、今も腰痛を繰り返している方
  • 他院で手術を受けたあとも症状が残っている方(再手術のご相談)
  • ご高齢のご家族の治療に迷われている方
  • 他院で「手術は難しい」と言われたけれど、痛みをあきらめたくない方
秋山 典宏 医師(長岡京病院 脊椎センター長)

【担当】脊椎センター長 秋山 典宏(あきやま のりひろ)医師

日本整形外科学会認定 整形外科専門医
1999年 京都大学医学部卒業。2013年より脊椎外科を専門として診療しており、脊椎手術の執刀件数は約1,700件(2013年10月〜2026年9月・前職を含む)です。若年者の側弯症手術からご高齢の方の脊椎手術まで幅広い脊椎疾患の手術治療に対応しています。背骨のぐらつきを伴うすべり症にも、保存療法と手術の両面から取り組みます。

まずはセルフチェック(腰の痛み・足のしびれ)気になる症状があれば一度ご相談ください

次のような症状はありませんか?

  • 腰痛が続いており、朝や動き始めの際に痛みを感じることが多い
  • お尻から足にかけてしびれや痛みがある
  • 少し歩くと足がしびれて歩けなくなり、少し休むとまた歩ける
  • 腰を反らすと痛みが強くなり、前かがみになると少し楽になる
  • 過去にスポーツなどで腰を痛めたことがあり、腰痛を繰り返している
  • (進行時)足の力が入りにくい・排尿や排便に変化がある

複数当てはまる方は、腰椎すべり症の可能性があります。※これは受診の目安であり、診断ではありません。特に足の力が入りにくい・排尿排便に変化がある場合は、早めの受診・ご相談をおすすめします。

腰椎すべり症とは(原因・病態)

腰椎すべり症のレントゲン画像(矢印の部分で椎体が前方にずれています)
腰椎すべり症:矢印の部分で、椎体が前方にずれています

背骨は、椎体(ついたい)という積み木のような骨が積み重なってできています。この椎体が、本来の位置から前方にずれてしまう病気が「腰椎すべり症」です。原因は大きく二つに分かれます。

  • 変性すべり症:加齢などで椎間板や椎間関節が変性し、背骨をつなぎとめる力が弱まることで、椎体が少しずつ前方へずれていきます。40歳以降の女性の方に多くみられ、第4腰椎と第5腰椎の間(L4/5)に起こりやすいことが知られています。
  • 分離すべり症:成長期に腰へ繰り返し負担がかかることで、椎弓の関節突起間部(背骨の後ろ側にある細い部分)に疲労骨折(腰椎分離症)が起こり、その部分が弱くなって椎体がずれるタイプです。第5腰椎に多くみられます。若い頃の分離症が背景にあり、成人になってから症状が出ることもあります。
変性すべり症の解説図。椎間板や椎間関節の変性により、椎体が前方へすべっている状態 分離すべり症の解説図。椎弓の関節突起間部に疲労骨折(腰椎分離症)が生じ、そこを土台に椎体がずれている状態
すべり症の2つのタイプ。変性すべり症は椎間板や椎間関節の変性によって椎体が前方へずれ、分離すべり症は関節突起間部の疲労骨折(腰椎分離症)が土台となって椎体がずれます。

すべりの程度は、椎体がどれくらい前方にずれているかによってGrade I〜IVに分けられます(メイヤーディング分類)。下にある椎体の前後の長さを4等分し、ずれが4分の1までのものをGrade I、4分の3を超えるものをGrade IVと、数字が大きいほどずれが大きいことを表します。当院でも、この分類を用いてずれの程度をご説明しています。

ずれがあるからといって、必ず症状が出るわけではありません。ずれによって神経の通り道(脊柱管)が狭くなると、腰の痛みや、お尻から足にかけてのしびれ・痛み、歩きにくさが現れます。長く歩くと足がしびれて歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる「間欠性跛行」も代表的な症状です。

これらの症状は、姿勢によって強さが変わります。前かがみになると脊柱管が広がるため楽になり、腰を反らすと狭くなるためしびれや痛みが強くなります。歩いていて休むときには自然と前かがみになるので、少し休むとまた歩けるようになるのです。

なお変性すべり症では、ずれによって脊柱管が狭くなるため、腰部脊柱管狭窄症を合併している方も少なくありません。

放置すると起こりうること:一度ずれてしまった背骨が自然に元の位置へ戻ることは基本的にありません(横になると一時的にずれが軽くなる場合もございます)。症状が強いまま経過すると、痛みやしびれで歩ける距離が短くなり、活動量が落ちて筋力やバランス機能が低下していく経過をたどることがあります。まれに、神経の圧迫が強くなり足の麻痺を起こすこともあります。一方で、診断と治療の選択によって、症状の緩和を目指せる病気でもありますので、ご不安な場合は一度ご受診・ご相談ください。

「治らない」=「すぐ手術」ということではありません。画像上のずれの程度と、実際の症状の強さは必ずしも一致しません。まずは正確な診断からご相談ください。

正確な診断・検査(レントゲン・CT)

腰や足の症状でも、原因はさまざまです(腰椎すべり症のほか、腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、下肢の血流障害など)。当センターでは、脊椎を専門とする医師による問診・神経学的診察に加え、画像検査でずれの程度と神経の圧迫を評価します。

  • レントゲン:背骨の変形やすべりの程度、背骨のぐらつき(不安定性)、骨の状態を評価します。ぐらつきの有無は、手術で固定が必要かどうかを検討するうえで重要な情報になります。
  • 前後屈のレントゲン(動態撮影):前かがみと後ろ反りの姿勢で撮影し、姿勢によってずれの程度が変わるか(背骨のぐらつき)を評価します。固定術が必要かどうかを判断するうえで重要な検査です。
  • CT検査:骨の状態と神経の通り道の狭さを詳しく評価いたします。当院は16列マルチスライスCTを備え、可能な限り診察日当日に検査を実施しております。撮影した画像は、遠隔読影システムにより、放射線科専門の医師が読影診断を行っております。
  • 神経学的診察:しびれ・筋力・反射の分布から、障害されている神経を推定します。

「原因が本当にすべりによるものか」を確かめることが、適切な治療の第一歩です。他院で撮影した画像(レントゲン・CT・MRI等)をお持ちの方はご遠慮なくご持参ください。

当院脊椎センターの治療方針

当院では、背骨のぐらつき(不安定性)まで評価したうえで、除圧術のみで対応できるか固定術を併用するかを判断し、他院で手術を受けた後の再評価や、固定の延長・インプラントの入れ替えのご相談にも対応しています。

手術が必要な方に、適切な時期に手術を行うことを大切にしています。症状が改善しない・歩ける距離が短くなっていく・足の筋力が落ちていると感じる場合には、手術で症状の改善を目指します。保存療法で骨のずれ自体が戻るわけではないため、こうした変化が出てきたら早めにご相談ください。手術か保存療法かは、患者さんの症状・画像・生活背景・これまでの経過をふまえて判断いたします。どの方法がよいか、一緒に考えていきましょう。長岡京病院では、脊椎を専門とする医師が、手術が必要かどうかの診断から手術・術前術後のリハビリまでを一貫して行える体制を整えています(必要に応じて保存療法も行います)。他院で保存療法を続けていても痛み・しびれが改善しない方は、手術の適応かどうかの診断からご相談いただけます(セカンドオピニオンにも対応しています)。

① 保存療法(手術をしない治療)

多くのすべり症では、まず手術をしない保存療法から始めます。ただし保存療法で骨のずれ自体が戻るわけではありません。歩ける距離が短くなってきた、足の筋力が落ちてきたと感じたら、手術を検討するサインです。

  • 薬物療法:痛みやしびれを和らげる薬、神経の血流を改善する薬などを用います。
  • リハビリ・運動療法:姿勢指導、体幹や股関節の柔軟性・筋力の改善により、ずれた部分にかかる負担を減らします(当院はリハビリテーション科を備えています)。
  • コルセット(装具):症状の強い時期に背骨を支えて負担を減らします。長く着け続けると体幹の筋力が落ちる場合もございますので、装着期間は骨の状態や症状にあわせて調整いたします。
  • 日常生活の工夫:腰を反らす動作や重い物を持つ動作、長時間の中腰を控えるなど。運動は「してはいけない」わけではなく、どの運動をどの程度行うかが大切ですので、診察時に具体的にお伝えいたします。

② 手術が検討されるケース/急がなくてよいケース

手術を検討するのは、保存療法を続けても歩ける距離が短くなっていく、足の筋力低下が出てきた、日常生活や仕事に支障が続く、といった場合です。逆に、症状が軽く生活への支障が少なければ、手術を急ぐ必要はございません。すべりがあるというだけで手術が必要になるわけではありません。当院は、手術のメリットとリスクの両方をご説明し、納得して選んでいただくことを大切にしています。

手術を受けずに保存療法を続けた場合は、症状が落ち着く方もいらっしゃいますが、歩ける距離が徐々に短くなる方もおられます。麻痺(筋力の低下や、排尿・排便の障害)が現れ、進んでいくこともあります。全体としては、少しずつ進んでいくことが多い病気です。急いで手術を決める必要はない一方で、時期を逃さないことも大切だと考えています。

③ 当院で行う手術(除圧術・固定術)

神経の圧迫を取り除き、背骨の安定性を整えます。

  • 除圧術:神経を圧迫している骨や靭帯を取り除き、神経の通り道を広げます。ずれの程度が軽く、背骨のぐらつきが乏しい場合に検討します。
  • 固定術(腰椎後方椎体間固定術=TLIF など):除圧に加え、ぐらついている部分を金属製のスクリューやロッド、ケージなどで固定し、骨の癒合(骨と骨がくっつくこと)を図って背骨の安定性を確保します。背骨のぐらつきが強い場合、ずれが進んでいる場合、腰痛が強い場合に検討します。
除圧術(腰椎椎弓切除術・開窓術)の解説図
除圧術:神経を圧迫している骨や靭帯を取り除き、神経の通り道を広げます
腰椎後方椎体間固定術(TLIF)の解説図
固定術(TLIF):スクリューとケージで固定し、背骨の安定性を確保します

どの方法が適しているかは、ずれの程度・ぐらつきの強さ・年齢や骨の状態によって異なります。分離すべり症・変性すべり症のいずれも、固定術を必要とすることが多いのですが、すべりがあれば必ず固定術になるというわけではありません。除圧術のみで対応できるかどうかを含めて、患者さんとご相談しながら担当医が判断いたします。

分離すべり症は若い方にも起こります。当院では、15歳以上の方であれば、手術(入院での治療)を含めて対応しています。

手術から退院までの一般的な流れ:

  • 術前検査(血液検査・画像・全身状態の評価)と、手術の説明・同意
  • 手術(全身麻酔。術式により時間は異なります)
  • 術後はできるだけ早期に、入院中からリハビリを開始し、歩行・日常生活動作の回復を目指します
  • 退院後も外来とリハビリで経過をみていきます

④ 他院で手術を受けたあと、症状が続く方へ(再手術のご相談)

「手術をしたのに、しびれや痛みが残る・再発した」——そうしたご相談も承っています。他院での治療を否定するものではなく、「いまの症状をどう改善するか」を一緒に考えていきましょう。脊椎の手術後には、固定した部分の隣の背骨に負担がかかって新たな症状が出ることもあります。当センターでは、固定の延長やインプラントの入れ替え・抜去といった再手術にも対応しております。まずは画像診断でこれまでの経過を拝見し、手術を含めた今後の方針を総合的にご提案いたします。必ず再手術をおすすめするものではありませんので、まずはご受診・ご相談ください。

▶ 脊柱管狭窄症の再手術について詳しく見る

⑤ ご高齢の方の手術について

「高齢だから手術は難しいのでは」とご心配の方も、まずはご受診・ご相談ください。当センターでは、若年者からご高齢の方まで幅広い脊椎疾患の手術治療に対応しています。年齢だけで判断せず、患者さんの現在の全身状態や症状の強さをふまえて、リスクとメリットを丁寧にご説明いたします。骨粗しょう症がある方では、骨の強さにあわせて固定の方法を検討し、必要に応じて骨を強くする薬による治療を並行して行います。当院は内科を始めとし整形外科、リハビリテーション科を併設しており、持病のある方のご相談にも対応しやすい体制を取っております。また、他院で年齢や持病を理由に手術を見送られた方のご相談も承っています。改めて評価した結果、手術をおすすめしない場合もありますが、その場合も「できません」で終わらせず、痛みをやわらげる選択肢を一緒に考えます。

手術で改善が期待できること/残ることがあること

手術を受けるかどうかを考えるうえでは、何が良くなることを期待できて、何が残る可能性があるのかを知っておくことが大切です。当院では手術の前に、その両方をご説明しています。

  • 改善が期待できること:坐骨神経痛(お尻から足にかけての痛み)と、間欠性跛行(長く歩くと足が痛くなり、前かがみで休むとまた歩けるようになる状態)
  • 手術のあとも残ることがあること:しびれ、腰痛

手術は「受ければ必ずすべての症状がなくなる」という治療ではありません。期待できることと残る可能性のあることを一緒に確認したうえで、受けるかどうかをお決めいただきたいと考えています。

入院期間と手術後の経過

当院では、腰椎すべり症の手術は入院して行います。入院期間の目安は、除圧術で約10日、固定術で約14日です。

手術後の経過の目安は次のとおりです。

  • 離床:術後2〜3日目から
  • コルセット:約3か月間、ご使用いただきます
  • デスクワークへの復帰:約1か月
  • 力仕事への復帰:約3か月
  • 車の運転の再開:約1か月
  • スポーツの再開:約3か月

手術後に避けていただきたいこと
術後3か月のあいだは、重い物を持つことと腰をひねる動作を避けていただくようお願いしています。

※いずれも目安です。手術の内容や回復の状況により個人差がありますので、実際の見通しは診察時にご説明いたします。

手術のデメリット・合併症について

手術は症状の改善が期待できる治療ですが、体への負担を伴い、合併症が起こる可能性もあります。しびれや痛みが残る、あるいは後遺症として症状が続くこともあり、手術を受ければ必ず良くなる、というものではありません。当院では、手術の前にこうしたデメリットを必ずご説明したうえで、受けるかどうかを一緒に考えます。

腰椎すべり症の手術に伴う主な合併症・リスクには、次のようなものがございます。

  • 感染、出血、輸血が必要となる可能性
  • 髄液漏(神経を包む膜が傷つき、髄液がもれること)
  • しびれ・痛み・筋力低下が残る、または悪化すること
  • 術後の血腫(内出血のかたまり)による麻痺
  • 血栓症(足の血管に血のかたまりができること)
  • 偽関節(固定した骨がつかないこと)、スクリューのゆるみ
  • 隣接椎間障害(固定した部分の隣の椎間に、後年あらたな症状が出ること)

適応やリスクは、患者さんお一人おひとりの状態にあわせて、診察時に時間をとってご説明いたします。

※上記のほかにも、患者さんの状態に応じてお伝えすべきリスクがあります。得られる効果とあわせて個別にご説明し、ご納得いただいたうえで進めます。

費用について(健康保険・高額療養費)

腰椎すべり症の診療・手術には、公的医療保険(健康保険)が適用されます。医療費の自己負担が高額になった場合は、高額療養費制度により、年齢や所得に応じて定められた自己負担限度額を超えた分が払い戻される場合があります。あらかじめ「限度額適用認定証」をご用意いただくと、窓口でのお支払いを自己負担限度額までにとどめられます(ご加入の医療保険の窓口=健康保険組合、市区町村の国民健康保険・後期高齢者医療の担当窓口などで手続きができます)。

※マイナ保険証をご利用の場合は、認定証がなくても限度額までのお支払いとなることがあります。制度の適用可否・金額は、加入保険や所得区分により異なりますので、ご加入の医療保険の窓口にご相談ください。入院・手術の費用の詳細は、受診時や入院窓口でご説明いたします。

当院脊椎センターの診療体制

  • 脊椎を専門とする医師が担当:日本整形外科学会認定 整形外科専門医の秋山 典宏 医師が診断・治療を担当します。
  • 背骨のぐらつき(不安定性)まで評価:レントゲンで背骨の変形やすべりの程度に加え、ぐらつきの有無を確認し、除圧術のみで対応できるか、固定術を併用するかを検討します。
  • 診断から手術・リハビリまで一貫:レントゲン・CTによる診断 → 手術が必要かどうかの判断(必要に応じて保存療法) → 手術 → 術前術後のリハビリ
  • 再手術のご相談にも対応:他院での手術後も症状が続く方の再評価と、固定の延長・インプラントの入れ替えなどのご相談
  • 複数の診療科を併設:内科(脳神経内科・循環器内科・糖尿病内科)、整形外科、リハビリテーション科、放射線科などを併設し、持病のある方も院内で連携しながら診療を進められます
  • 医療機関からのご紹介:紹介状はFAX(075-955-1236)で受け付け、医事課から紹介元の先生へご連絡します
  • 通いやすい立地:阪急「長岡天神」駅 徒歩約5分

対応エリア

当院には、長岡京市・向日市・大山崎町(乙訓地域)をはじめ、京都市や大阪近郊などからご来院いただけます。京都市中心部からは阪急京都線で乗り換えなしでお越しいただけます。かかりつけの診療所・整形外科からのご紹介にも対応しています(窓口:医事課)。腰の痛みや足のしびれ、すべり症でお悩みの方は、当センターへご受診・ご相談ください。

受診の流れ・アクセス

  • ご予約:脊椎センターは完全予約制です。ご来院前に必ずお電話でご予約ください。他院の紹介状・画像(レントゲン・CT・MRI等)をお持ちの方は来院時にご持参ください。
  • 診察・検査:問診・神経学的診察に加え、レントゲン・CT等で、ずれの程度と背骨のぐらつきを評価いたします。
  • 治療方針のご提案:保存療法・手術のメリット/リスクをご説明し、患者さんの腰や足のお悩みを一緒に考えていきます。
病院名医療法人総心会 長岡京病院
住所〒617-0824 京都府長岡京市天神1丁目20-10
電話(予約・お問い合わせ)075-955-1151(電話受付:月〜金曜 9:00〜17:00/土曜 9:00〜12:00)
脊椎センター月曜・火曜・金曜 午前9:00〜12:00(受付開始8:30)/担当:秋山医師
※一部、学会参加や緊急手術等で外来が休診となる場合がございます。最新の担当日はお問い合わせください。
アクセス阪急京都線「長岡天神」駅 徒歩約5分/JR京都線「長岡京」駅 徒歩約15分
長岡京病院 周辺地図(京都府長岡京市天神1丁目20-10)
長岡京病院(京都府長岡京市天神1丁目20-10)

よくある質問

Q. すべり症は自然に治りますか?
自然に大きく改善することは少ないとされています。症状が軽ければ経過をみながら保存療法を続ける選択肢もありますが、歩ける距離が短くなる・足の筋力が落ちるといった変化が出てきた場合は、手術で症状の改善が期待できる段階です。放置せずご相談ください。
Q. 治療せず放っておくとどうなりますか?
症状が強いまま経過すると、歩ける距離が短くなるなど生活に支障が出る場合がございます。まれに神経の圧迫が強くなり、足の麻痺が出ることもあります。特に足の力が入りにくい・排尿排便が困難になってきたなどの自覚症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
Q. すべり症でやってはいけないことはありますか?
腰を反らす動作、重い物を持ち上げる動作、長時間の立ち仕事や中腰の姿勢は、ずれた部分に負担がかかりやすくなります。運動そのものを避ける必要はありませんので、どの運動をどの程度行うかを診察時に具体的にお伝えいたします。
Q. すべり症は必ず手術が必要ですか?
いいえ。多くの方はまず薬・リハビリ・コルセットなどの保存療法から始めます。手術を検討するのは、保存療法で改善しない場合や、足の筋力低下など神経症状が進む場合です。
Q. 除圧術と固定術のどちらになりますか?
ずれの程度と背骨のぐらつきの強さ、年齢や骨の状態によって異なります。ぐらつきが乏しければ除圧術のみで対応できる場合もあります。レントゲンとCTで背骨の状態を確認したうえで、患者さんとご相談しながら、担当医が判断いたします。
Q. 若い方の分離すべり症も診てもらえますか?
はい。当院では15歳以上の方であれば、手術(入院での治療)を含めて対応しています。分離すべり症・変性すべり症のいずれも固定術を必要とすることが多いのですが、すべりがあれば必ず固定術になるというわけではありません。レントゲンとCTでずれの程度と背骨のぐらつきを確認したうえで、担当医が判断いたします。
Q. どんな検査をしますか?
問診・神経学的診察に加え、レントゲンとCTで、ずれの程度・背骨のぐらつき・神経の圧迫を評価いたします。背骨のぐらつきは、前後屈のレントゲン(動態撮影)で、姿勢によってずれの程度が変わるかを確かめます。
Q. 高齢でも手術は受けられますか?
当院は若年者からご高齢の方まで幅広い脊椎疾患の手術治療に対応しています。年齢だけで判断せず、全身状態をふまえてリスクとメリットをご説明させていただきます。骨粗しょう症がある方では、骨の強さにあわせて固定の方法を検討いたします。
Q. 他院で手術を受けましたが、症状が残っています。診てもらえますか?
はい。手術後も症状が続く方の再評価や再手術(固定の延長・インプラントの入れ替え・抜去など)にも対応しております。これまでの経過と画像を拝見し、治療の方針を一緒に考えていきましょう。
Q. 手術を受けると、どのくらい良くなりますか?
坐骨神経痛(お尻から足にかけての痛み)と間欠性跛行(長く歩くと足が痛くなり、前かがみで休むとまた歩けるようになる状態)は、手術による改善が期待できます。一方で、しびれや腰痛は手術のあとも残ることがあります。手術の前に、期待できることと残る可能性のあることの両方をご説明します。
Q. 手術のデメリットには、どのようなものがありますか?
感染や出血、髄液漏、しびれ・痛み・筋力低下が残るまたは悪化すること、術後の血腫による麻痺、血栓症、偽関節やスクリューのゆるみ、隣接椎間障害などがあります。しびれや痛みが後遺症として残ることもあり、手術を受ければ必ず良くなるというものではありません。当院では手術の前に、こうしたデメリットと期待できる効果の両方をご説明したうえで、一緒に判断いたします。
Q. 入院はどのくらいの期間になりますか?
目安として、除圧術で約10日、固定術で約14日です。回復の状況により個人差がありますので、詳しくは診察時にご説明いたします。
Q. 手術のあと、いつから仕事やスポーツに戻れますか?
目安として、デスクワークへの復帰は約1か月、力仕事への復帰は約3か月、車の運転の再開は約1か月、スポーツの再開は約3か月です。コルセットは約3か月間ご使用いただきます。また術後3か月のあいだは、重い物を持つことと腰をひねる動作を避けていただくようお願いしています。
Q. 手術を受けないと、どうなりますか?
症状が落ち着く方もいらっしゃいますが、歩ける距離が徐々に短くなる方もおられます。麻痺(筋力の低下や、排尿・排便の障害)が現れ、進んでいくこともあります。全体としては少しずつ進んでいくことが多いため、急いで決める必要はない一方で、時期を逃さないことも大切だと考えています。
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
健康保険が適用されます。高額になる場合は高額療養費制度により自己負担限度額を超えた分が払い戻される場合があります。詳細はご加入の医療保険の窓口(健康保険組合、市区町村の国民健康保険・後期高齢者医療の担当窓口など)へご相談ください。当院でも受診時・入院窓口でご説明いたします。
Q. 脊柱管狭窄症と言われましたが、すべり症とは違うのですか?
腰部脊柱管狭窄症は「神経の通り道が狭くなっている状態」を指す診断名で、すべり症はその原因のひとつです。両者を合併している方も少なくありません。すべり症では背骨のぐらつきを伴うことがあり、その程度が手術方法の検討に影響します。
Q. 予約は必要ですか?
はい。脊椎センターは完全予約制です。受診をご希望の方は、事前にお電話(075-955-1151)でご予約ください。
Q. 本人が受診を嫌がるのですが、どうすればよいですか?
ご高齢の方は「年のせいだから」「家族に迷惑をかけたくないから」と、受診をためらわれることが少なくありません。歩ける距離が短くなっていないか、外出や立ち座りを避けるようになっていないか——ご家族だからこそ気づける変化が、受診のきっかけになります。ご本人の負担が少ない受け方についてもご相談いただけますので、まずはお電話でお聞かせください。

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