骨密度検査(DXA法・DEXA法)|京都・長岡京の骨粗鬆症外来

京都府長岡京市の長岡京病院では、DXA法(DEXA法・デキサ法)による骨密度検査を行っております。骨粗しょう症(骨粗鬆症)の診断に用いる腰椎(背骨)と大腿骨(脚の付け根)の両方を原則として測定し、結果は当日、医師がご説明いたします。検査は整形外科の外来(火曜・水曜 13:00〜16:00、金曜・土曜 9:00〜12:00)で、予約なしでも受診いただけます。骨粗鬆症外来(毎週水曜 午後)は、日本骨粗鬆症学会認定医が担当いたします。
「健診で骨密度が低いと言われた」「骨密度を測りたいけれど、何科を受診すればよいか分からない」——このページでは、骨密度検査でわかること、当院での検査の流れ、費用と保険、結果の見方、骨密度が低かった場合の治療までをご案内いたします。

  • 健康診断や他院で「骨密度が低い」と言われた方
  • 骨密度を測りたいが、何科を受診すればよいか分からない方
  • 身長が縮んだ・背中が丸くなってきたと感じている方
  • 閉経を迎え、骨の状態が気になっている方
  • すでに骨折を経験し、次の骨折が心配な方

【担当】骨粗鬆症外来 坪山 直生(つぼやま ただお)医師

日本骨粗鬆症学会認定医/京都大学名誉教授
骨粗鬆症外来(毎週水曜 午後)を担当しております。

骨密度検査とは(何がわかる検査か)

骨密度検査は、骨に含まれるカルシウムなどのミネラルの量を測り、骨がどれだけ丈夫かを数値で示す検査です。骨粗しょう症は痛みなどの自覚症状が現れにくく、見た目では骨の状態が分からないため、数値で確かめることが出発点になります。測定した値は、骨折の起こりやすさを推し量る目安として、また治療を始めるかどうかの判断や、治療の効果を確かめる際に用いられます。

年齢を重ねたり閉経を迎えたりすると骨の量(骨密度)が減り、わずかな力でも骨折しやすくなります。この状態が骨粗しょう症です。男性でも高齢になれば骨密度は下がりますので、女性だけの病気ではありません。

骨密度検査を受けたほうがよい方(セルフチェック)

次の項目に当てはまるものはありませんか?

  • 65歳以上の女性、または70歳以上の男性
  • 閉経を迎えた(特に45歳未満で閉経した)
  • 以前より身長が2cm以上縮んだ気がする
  • 背中や腰が丸くなってきた気がする
  • やせ型と言われたことがある、または若い頃に過度なダイエットをした
  • 家族に大腿骨(脚の付け根)を骨折したことがある人がいる
  • 軽くぶつけた・しりもちをついた程度で骨折したことがある
  • ステロイド薬(飲み薬)を長期に内服している
  • 糖尿病・慢性腎臓病・関節リウマチ・慢性肝疾患・慢性閉塞性肺疾患(COPD)と病院で診断されたことがある
  • 乳がんや前立腺がんでホルモン療法を受けている
  • 喫煙している、または習慣的に飲酒量が多い

これらは、骨粗しょう症を起こしやすくする要因です。一つ当てはまるだけで骨粗しょう症とは限りませんが、当てはまる項目が多い方、特に身長の低下や、軽い力での骨折に心当たりのある方は、一度骨密度(デキサ法)を測ってみることをおすすめしております。

※これは受診の目安であり、診断ではありません。お一人で悩まず、まずはご受診・ご相談ください。
(参考:骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版』)

当院の骨密度検査(DXA法・腰椎と大腿骨)

骨密度測定装置(DXA法・ホロジック社製)のイメージ
当院の骨密度測定装置(ホロジック社製・DXA法)
※写真はメーカーのイメージ画像です

当院では、ホロジック社(HOLOGIC)製の骨密度測定装置を導入しております。骨粗しょう症の診断に必要なDXA法(DEXA法・デキサ法/二重エネルギーX線吸収測定法)で検査します。診断基準で用いられる腰椎(背骨の腰の部分)と大腿骨(脚の付け根)の両方を、原則として測定いたします。撮影(検査)は短時間で終わり、同じ条件で繰り返し測定できるため、治療の効果を経過で追う際にも有用です。

※検査の際は、金属のついた衣服やアクセサリー等を外していただく場合がございます。検査の内容は、受診時にご説明いたします。

なぜ腰椎と大腿骨で測るのか

骨折したときに生活への影響が大きいのは、背骨と脚の付け根です。背骨の骨折は身長の低下や背中の丸まりにつながり、脚の付け根の骨折は歩くことが難しくなる原因となります。そのため、診断や治療方針の決定にあたっては、骨折のリスクが高い部位そのものを測ることが必要です。骨密度は部位によって値が異なることもあり、腰椎と大腿骨の両方を測ることで、一方だけでは見落とされる骨密度の低下を捉えられます。

かかと・手首で測る簡易的な方法との違い

骨密度を測る方法には、かかとに超音波を当てる方法や、手のレントゲン写真で測る方法(MD法)、手首(前腕)を測る方法もございます。健康診断などで手軽に受けられる利点がございます。ただし腰椎や大腿骨そのものを測るものではないため、診断や治療方針の決定にあたっては、腰椎・大腿骨のDXA法での測定をおすすめする場合がございます。

検査の流れ

  • 受付:整形外科の外来(火曜・水曜 13:00〜16:00、金曜・土曜 9:00〜12:00)で、予約なしでも受診いただけます(予約のない場合はお待ちいただくことがございます)。内科・外科に通院中の方は、担当医から検査をご依頼いただくこともできます。他院での検査結果やお薬手帳、紹介状をお持ちの方はご持参ください。
  • 問診・診察:これまでの骨折の有無、お飲みになっているお薬、持病などをお伺いいたします。
  • 検査:ベッドに寝ていただき、DXA法の装置で、原則として腰椎と大腿骨の両方の骨密度を測定いたします。必要に応じて、レントゲンなどで骨の状態をあわせて確認いたします。
  • 結果のご説明:検査の当日に、測定した数値の意味と、今後どのようにしていくのがよいかを、医師がご説明いたします。治療が必要な場合は、お薬・食事・運動について、患者さんの生活に合わせてご提案いたします。

※受付からお会計までの所要時間は、約60分が目安です。ご不明な点はお電話(075-955-1151)でお問い合わせください。

費用と保険適用

骨粗しょう症の診断や治療のために医師が必要と判断した診療・検査・お薬による治療には、公的医療保険(健康保険)が適用されます。窓口でお支払いいただく額は、加入されている保険や年齢によって定められた自己負担の割合に応じて変わります。

腰椎と大腿骨を測定した場合の検査料(画像記録用フィルムを含む)の目安は、次のとおりです。

  • 3割負担の方:約1,440円
  • 1割負担の方:約480円

※このほか、初診料・再診料などがかかります。検査料は国の診療報酬点数(腰椎360点+大腿骨を同じ日に測定した場合の加算90点+画像記録用フィルム30点)に基づく目安です。
※検査のみを目的とした自費でのご利用は、当院では受け付けておりません。

※骨折により入院・手術が必要となり医療費の自己負担が高額になった場合は、高額療養費制度により、自己負担限度額を超えた分が払い戻される場合があります。制度の適用可否・金額は加入保険や所得区分により異なりますので、ご加入の医療保険の窓口にご相談ください。

骨密度検査はどこで受けられますか(何科を受診すればよいか)

骨密度検査は、整形外科・内科・婦人科など、幅広い診療科で行われています。骨粗しょう症の診断で用いられるDXA法の装置は、備えている医療機関と備えていない医療機関がございますので、受診をお考えの医療機関にDXA法の装置があるかどうかを、あらかじめお確かめいただくと確実です。

当院では、整形外科の外来(火曜・水曜 13:00〜16:00、金曜・土曜 9:00〜12:00)で骨密度検査を受けていただけます。予約なしでも受診いただけます。内科・外科に通院中の方は、担当医から検査をご依頼いただくこともできます。あわせて、日本骨粗鬆症学会認定医が担当する骨粗鬆症外来(毎週水曜 13:00〜16:00)も設けております。各外来の担当医は外来医師勤務表をご確認ください。かかりつけの診療所・整形外科からのご紹介には、医事課が対応いたします。

健康診断・自治体の検診で測る場合との違い

健康診断のオプションや市区町村の検診でも骨密度を測れる場合がございますが、かかとや手首で測る簡易的な方法の場合もございますので、「骨密度が低い」と指摘された方は、腰椎と大腿骨をDXA法で測り、あらためて詳しく調べることをおすすめしております。

※当院では人間ドックは行っておりません。自治体の検診については、実施の有無や対象年齢が市区町村ごとに異なりますので、お住まいの市区町村にご確認ください。

検査結果の見方(YAM値)

骨密度の結果は、骨量がもっとも多い若年成人の平均値を100%としたときに、ご自身の値が何%にあたるかを示すYAM値(ヤム値/若年成人平均値)で表されるのが一般的です。

  • YAM 80%より大きい:正常
  • YAM 70%より大きく80%以下:骨量減少(骨粗しょう症の手前の状態)
  • YAM 70%以下:骨粗しょう症

※骨粗しょう症の診断は、日本骨代謝学会・日本骨粗鬆症学会「原発性骨粗鬆症の診断基準(2012年度改訂版)」に基づき、脆弱性骨折がない場合は骨密度がYAMの70%以下(または−2.5SD以下)であることを基準とします。「正常」「骨量減少」の区分は、従来から用いられている区分です。

ただし、数値だけで決まるわけではありません。転倒などの弱い力で背骨や脚の付け根を骨折される場合は、骨密度の数値に関わらず骨粗しょう症と診断されることがあります。「数値は正常範囲だったが骨折した」という方こそ、治療をご検討いただきたい方ですので、どうぞご受診・ご相談ください。なお、いずれの場合も、骨の強度が低下する別の病気が隠れていないかを確かめたうえで診断いたします。

骨密度が低かった場合の治療

治療の目的は、骨密度の数値を上げることそのものではなく、骨折を防いで、これまでどおりの生活を続けていただくことです。お薬による治療を軸に、食事・運動をあわせて進めてまいります。

  • お薬:飲み薬(内服)と注射があり、骨密度の値、骨折の有無、年齢、腎臓の機能、他に飲んでいらっしゃるお薬などをふまえて選びます。
  • 食事:カルシウム、ビタミンD、ビタミンK、たんぱく質を、食事から継続してとることが基本です。
  • 運動・転倒予防:ウォーキングなど体重が骨にかかる運動を、無理のない範囲で続けることをおすすめしております。当院のリハビリテーション科で、状態に合わせた運動や歩き方をご案内いたします。

お薬には効果とあわせて、副作用の可能性もございます。飲み薬では胃腸の不調、注射では注射部位の反応などが起こることがあります。また、長期に使用するお薬では、まれに顎(あご)の骨や大腿骨に関わる合併症が報告されています。歯科治療のご予定がある方は、診察の際にお知らせください。当院で使用するお薬や治療の進め方は、診察の際に個別にご説明いたします。

※治療は、始めてすぐに効果を実感できるものではありません。中断すると骨密度が再び低下することが知られています。「他院でお薬をもらっているが、このまま続けてよいのか分からない」といったご相談も承っておりますので、お薬手帳やこれまでの検査結果をお持ちの方は、受診の際にご持参ください。

すでに骨折している場合(脊椎センター)

骨粗しょう症が進むと、背骨の圧迫骨折(椎体骨折)が起こることがあります。当院は脊椎センターを設けており、日本整形外科学会認定 整形外科専門医が在籍しております。まずはコルセットなどによる保存療法(手術をしない治療)を行い、痛みが引かない場合や骨がつきにくい場合には、経皮的椎体形成術(BKP)や固定術も検討いたします。一般病床97床とリハビリテーション科を備え、手術後の回復から日常生活への復帰まで院内で支えられる体制です。なお、症状や併存されているご病気によっては、より適した医療機関をご紹介する場合がございます。

担当医のご紹介

骨粗鬆症外来 坪山 直生(つぼやま ただお)医師

日本骨粗鬆症学会認定医/京都大学名誉教授
毎週水曜 午後の骨粗鬆症外来を担当しております。2026年6月には当院の健康セミナーに登壇し、「歩くこと」と骨の健康についてお話しいたしました。

脊椎センター長 秋山 典宏(あきやま のりひろ)医師

日本整形外科学会認定 整形外科専門医/日本骨粗鬆症学会認定医
脊椎外科を専門とし、骨粗しょう症が原因の背骨の骨折についても、診断から手術まで対応しております。

アクセス・対応エリア

長岡京病院は、長岡京市・向日市・大山崎町(乙訓地域)のほか、阪急京都線・JR京都線沿線の京都市西南部や大阪府北部からもお越しいただける場所にございます。向日市からは、阪急京都線の西向日駅・東向日駅から長岡天神駅まで乗り換えなしで約2〜4分、JR京都線の向日町駅から長岡京駅まで約3分です。

病院名医療法人総心会 長岡京病院
住所〒617-0824 京都府長岡京市天神1丁目20-10
電話075-955-1151(電話受付:月〜金曜 9:00〜17:00/土曜 9:00〜12:00)
骨密度検査DXA法(ホロジック社製)/原則として腰椎・大腿骨の両方を測定
整形外科の外来(火曜・水曜 13:00〜16:00、金曜・土曜 9:00〜12:00)で受診いただけます(予約なしでも可)。内科・外科からのご依頼にも対応/所要時間は受付からお会計まで約60分が目安/結果は当日医師がご説明
検査料の目安:3割負担 約1,440円・1割負担 約480円(別途、初診料・再診料など)
骨粗鬆症外来水曜 13:00〜16:00/担当:坪山医師
※学会参加等により休診となる場合がございます。最新の担当日はお問い合わせいただくか、外来医師勤務表をご確認ください。
アクセス阪急京都線「長岡天神」駅 徒歩約5分/JR京都線「長岡京」駅 徒歩約15分
向日市から:阪急「西向日」駅・「東向日」駅 → 「長岡天神」駅(乗車約2〜4分)/JR「向日町」駅 → 「長岡京」駅(乗車約3分)
長岡京病院 周辺地図(京都府長岡京市天神1丁目20-10)
長岡京病院(京都府長岡京市天神1丁目20-10)

よくある質問

Q. 骨密度検査は何科で受けられますか?
整形外科・内科・婦人科など、幅広い診療科で行われています。骨粗しょう症の診断で用いられるDXA法の装置は、備えている医療機関と備えていない医療機関がございますので、あらかじめお確かめいただくと確実です。当院では、整形外科の外来(火曜・水曜 13:00〜16:00、金曜・土曜 9:00〜12:00)で受けていただけます。内科・外科に通院中の方は、担当医から検査をご依頼いただくこともできます。
Q. 健康診断で「骨密度が低い」と言われました。どうすればよいですか?
腰椎と大腿骨をDXA法で測り、あらためて詳しく調べることをおすすめしております。「健診で骨密度が低いと言われたが、どうすればよいか分からない」といったご相談も承っております。検査を受けるかどうかを含めて、一緒に考えてまいります。
Q. 骨密度検査に健康保険は使えますか?
骨粗しょう症の診断や治療のために医師が必要と判断した検査には、健康保険が適用されます。検査のみを目的とした自費でのご利用は、当院では受け付けておりません。
Q. 骨密度検査の費用はどのくらいですか?
腰椎と大腿骨を測定した場合の検査料(画像記録用フィルムを含む)は、3割負担の方で約1,440円、1割負担の方で約480円が目安です。このほか、初診料・再診料などがかかります。
Q. 予約は必要ですか?何曜日に受けられますか?
予約なしでも受診いただけます(予約のない場合はお待ちいただくことがございます)。検査は整形外科の外来(火曜・水曜 13:00〜16:00、金曜・土曜 9:00〜12:00)で受けていただけます。
Q. 検査にかかる時間と、結果がわかる時期を教えてください。
受付からお会計までの所要時間は、約60分が目安です。検査の結果は当日、医師からご説明いたします。
Q. 骨密度検査はどのくらいの間隔で受ければよいですか?
骨密度は短い期間で大きく変わるものではないため、治療の効果を確かめる目的で、一定の間隔をあけて測定するのが一般的です。同じ装置・同じ条件で繰り返し測ることで、変化を正しく比べることができます。次回の測定時期は、治療の内容や骨の状態をふまえて医師よりご案内いたします。
Q. 男性も骨密度検査を受けたほうがよいですか?
男性でも高齢になれば骨密度は下がりますので、女性だけの病気ではありません。70歳以上の男性や、ステロイド薬を長期に内服している方などは、一度骨密度を測ってみることをおすすめしております。
Q. 骨密度が低いと言われました。すぐにお薬を始める必要がありますか?
必ずしもそうとは限りません。骨量減少の段階であれば、食事や運動を中心に経過を見ていく場合もございます。診察のうえで、患者さんに合った進め方を一緒に考えてまいります。

参考にした資料

  • 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会(日本骨粗鬆症学会・日本骨代謝学会・骨粗鬆症財団)『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版』ライフサイエンス出版、2025年
  • 日本骨代謝学会・日本骨粗鬆症学会「原発性骨粗鬆症の診断基準(2012年度改訂版)」Osteoporosis Japan 2013;21(1):9-21

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